花音のDiary

心の奥の小さな声の呟き

朝丘雪路さんが、亡くなりました

会見をするご主人の津川さんが、肺炎を患い酸素を吸いながらだった。朝丘雪路さん82歳だったそうで、もう5年位アルツハイマーと闘っていたそうです。

 

そんな事を聞いて、81歳の母がこの所物忘れが目に見えて多くなり、質問の答えが意図したものとは異なることが増えたことに悲しみを感じる。早めに病院に連れて行かなければならないだろう。

 

私が脚が悪いことがわかったのが小学生の頃だった、それから40年近く苦しんできただろう。私と弟の間に子宮外妊娠で、手術をした時には、もう助からないかと思ったそうだ。その時の輸血で、C型肝炎にかかり対象年齢ぎりぎりの所で、インターフェロンの治療を受け寛解した。

でもそれが原因で、髪がずいぶん薄くなってしまった、歳を重ねても女性だから辛い思いをしてきたんじゃないだろうか。合わない嫁との生活だって、独りでストレスを抱えていたんじゃないだろうか。

 

何よりも、父が53歳と言う若さで逝ってしまった時、母はまだ49歳だった。私たちは、側にいたけど、ずっと寂しい思いをしてきたんじゃないだろうか。考えれば考える程に、寂しく辛い思いを独りで背負って生きて来たんだなと思う。

 

病院の結果を、真摯に受けとろう。私達が無償の愛にどれほど包まれ、これまで生きてきたのか今一度考えよう、恩返しの時が来たのだ。ひとつひとつの事に感謝の気持ちで、接しよう。ひとつも悔いを残さないように、夜中に布団の中で、声を殺し泣いていたあの幼い私ではないのだから

身体の痛みが止まらない

腰から爪先まで痺れてる。その他に膝も腰も痛い。

長く椅子に座れない。自分の身体なのに、まるで他の人の身体みたい。PCもまともに使えない…

諦めるってことが、あまりに多くて悲しみだけが沸き上がってくる。なのに誰にも言えなくて、余計に辛い。

 

自分の身体に斧を当てて欲しいと思う人が、どれだけいる?痛むところに刃物を当てたら、痛む原因が絶対になくなるなら、そうして欲しいと思う。

 

箱庭の中で何か出来る事がないかと探したけど、手が震え、座れないわたしに何が出来るの?何も出来ない、ただ何もせずにベッドから、くだらないTVを見てる?そこにどんな意味があるの?生きてるだけで丸儲け?周囲は、そう思うのかも知れない。でも本人は希望も未来もなかったら、生きてる意味がない。

ただひとつの薬、それは時

先日も書いたアイドルの子の両下肢麻痺ですが、応援したい元気付けたいと言う思いは皆さん同じだと思います。それ自体は、何ら悪いことではありません。

 

ただ自分がそんな突然歩けなくなるなんて、誰が思って過ごしていますか?普通そんな事考えもしないですよね。彼女はまだ悲しみの中にいるのでは?と思ってしまうのです。

 

彼女の心を救うのは、ただ流れる時間なのだとおもうのです。元気な様子を周りに見せていますが、1人の時の本当の気持ちを少し察してあげて欲しいと思う。

 

 

前向きってそんなに簡単?

 アイドルの人が、脊損で両下肢麻痺になってしまったんだって…その記事が↓

 

「猪狩も自身のブログを更新。「瞼裂傷、頭部挫創、骨折(脚、肋骨、胸椎、腰椎)、脊髄損傷」と診断され、「脊髄損傷の影響で両下肢麻痺」になると明かした。

 猪狩は「私は歩くことはもちろん、自分の力で脚を動かすことすらできなくなってしまいました。治る可能性は極めて低く、今後、車椅子での生活を余儀なくされました。体調・怪我は徐々に良くなり、今は自立した車椅子生活を送れるよう毎日リハビリに励んでいます」と現況を報告。退院は約3か月後になるという。

 猪狩は回復を願うファンの応援、行動、メンバーやスタッフからの励ましに感謝。「脚が動かなくなっても、車椅子に乗りながらやりたいことはたくさんあります。仮面女子の曲を作詞したいです。ラジオや講演、司会など、お話する仕事をしたいです。生きている限り埼玉西武ライオンズの応援をし続けていきたい、野球のお仕事をしたいです」と新たな夢に向かっていくとつづった。」

 

だそう。本当の気持ちなのかな?ファンや周りに心配かけない為に?本人にしかわからないな。両下肢麻痺になった人が、そんなに何ヵ月かで前向きになれるのかな…

 

私はまだ車椅子じゃないけど、ひとつも前向きになんてなれない。痛くて、悲しくて、何もかもがむなしくて、どうやったらそんなに前向きになれるの?苦しいよ、私だけじゃなく周りにも迷惑かけて生きてるだけで迷惑じゃない?生きてるって簡単なことじゃない。

 

同じグループの桜雪(25)は「信念さえあれば出来ないことなんてほとんどないよね。頑張れ猪狩ちゃん」と呼びかけた。

 

信念さえあれば?出来ないことほとんどない?は?どの口が言えるの?どれだけ先が見えないことが悲しいか、この人にわかるの?

どうして今の時点で、そういう事言うかな?

 

私の真っ黒い心は、こんな一言が信じられないし、冗談じゃないと思う。いいじゃん、こんな黒い私がいたって、多分問題になるのはそういう事吐き出す場所がないこと、そして自分で黒い自分を認められないこと。

 

 

トラウマ

トラウマなんて、みんなあるんだよね?きっと…私にもある。

 

ひとつは、膝が外れること。膝が外れるって簡単に言ってるけど、完全脱臼って骨折だから、そりゃ断末魔の叫びになる程痛い。私の場合、脱臼が怖い。これトラウマだよね?脱臼がおこる前に私だけが感じる恐怖。

 

二つ目は、学生の時に入院1日めに入浴するように言われて、何も知らずに入ったら窓から他の入院患者に覗かれたこと。

誰にも言えなかったけど、私の心はすごく傷ついた。お陰で、窓のあるお風呂や露天風呂に入っていると、誰かに覗かれていると思うから、怖い。

長くお風呂には、入れなくなってしまった。悔しいけど、起きてしまった過去は消せない。これから一生、そんな風に生きて行かなきゃいけない。忘れたいのに、忘れられない。

 

残りの人生、そんな思いを持ったまま生きて行かなきゃいけない、つらいよ。

 

 

2、3年後の未来へのビジョン

以前OLだった頃、上司のような友人のような人が私に言った。

 

目標ってね、2、3年後のなりたい自分を想像すればいいんだよ。

 

会社にも、その人にも誰にも、自分の身体が近い将来こんな形で動かなくなる日がくるって言ってなかった。と言うか、自分自身が思ってなかった、ううん思いたくなかったのかも知れない、だから伝えなかった。

 

そんな私がいま、あの時の言葉を思い出してみる。2、3年後の自分…明日のなりたい自分も、後の自分も同じ、今、今日より具合が悪くなっていないこと。

 

何かになりたいとか、どこかに行きたいとか何もない。夢?希望?そんなものは、私の人生に言葉ですらない。あるのは、絶望…望みが絶たれていること。

 

こんな私に何が出来るのか、ただ人に迷惑をかけずに生きることだけ…

障害者体験って、何なの?

良く障害者体験とか言って、重しを脚につけたり、視野が狭くなるめがね👓かけたりしてるけど…はっきり言って意味あると思ってるの健常者だけだよ。健常者が、意味あると考えて作ってるだけだよね?

 

本当に障害者の気持ちに寄り添ったケアしたいなら、利き腕を使えなくしてエスカレーターの右側(関東人なので)に、ラッシュの時に立ってご覧よ。どれだけ嫌な思いをしてるか、体験した方がいいよ。偉い政治家の皆さんも、spなしでエスカレーターの右側に立ってご覧よ。

 

ラッシュの時にspに囲まれて、空いてる車両の空いてる真ん中に乗って、ご満悦な顔して何が嬉しいの?それで障害者になってみた気分?じゃあさ、spなしでラッシュの時間でも、少しずらしてもいいから、障害者の為の優先席の前に、1本杖持って立ってご覧よ。どれだけ席を譲ってくれる人がいた?

 

私はほとんど人のいない車両のシルバーシートに座っていたら、おじいさんに「トーシーバルシー」って、その人が降りるまで言われ続けたよ。わかる?元気に見える人が、(本当は、立って電車に乗る事だけで危険なんだよ)優先席に座っていたらいけないって、ずっと言われ続けたんだよ。

 

日本は、本当に障害者に優しくない国です。外国では、お年寄りが乗り物に乗ると必ず誰かが席を譲ってくれる。日本には、そんな人ほとんどいません。

 

本当に経験するということは、自分が本当に足を折ったとか、ぎっくり腰になっているとか、全くそれと同じように経験しなければ、一生わからないんです。