花音のDiary

心の奥の小さな声の呟き

ちゃんとわかってる、でも

あなたには、わからない、わかれない。

あなたがいる事も、新しい家に引っ越した事も今の私の置かれた状況は、全てあなたが私の為に用意してくれたありがたいことなんだ、幸せなんだって、心の底から感謝してる。

 

でもこの小さな箱庭には、仕方ないが詰まり過ぎて息が出来ない。仕方ないって空気が喉に詰まるの。こんなに幸せで、こんなにあなたに感謝しているのに、罰当たりだよね。

 

心から、何かをしたいと思っても、あなたには言えなくて、私は口をつぐむ。世の中からは、容赦なく様々なことが、私の耳に入り目に飛び込んでくる。その度に私の心に、針が刺される。心から血が流れるんだ。

 

だから私は心を閉ざし、耳と眼を閉じて仕方ないを心の奥底に鍵をかけて仕舞い込むしか出来ない。